活用したい遊休地や遊休施設、建物などはございませんか?
これからも、私たち株式会社キリンジは宿泊施設に限らず、様々な土地、場所、環境の価値を発掘し、新たな機会を創造し続けてまいります。
地域の課題を解決するためには、人が集まる場所を作り、交流人口を増やすことが大切です。その土地を知ってもらい、来て見て触れて、長く滞在してもらう。
そのために話題となるような場所を作りとして宿泊施設を中心に企画し、その土地に触れてもらうきっかけと場所を提供します。
そのように考える弊社への土地活用のご相談、事業提携等に関心を持っていただけましたら、ぜひお問い合わせください。
事例1:地方自治体との連携
経営難で閉鎖された公共施設の活用
豊岡市南部の出石(いずし)町にある、弊社初のグランピング施設、“温楽ノ森”は、豊岡市との連携による事業です。
旧出石町が2005年に、日帰り温泉施設の”乙女の湯”を開業したことから始まります。
2006年のピーク時には年間13万人の利用者を誇るも、利用者は年々減少し、14年度以降の赤字経営が続き、2019年8月に閉鎖することとなってしまいました。
しかし、温泉の封鎖は、地元の方はもちろんのこと、多くの方にその温質の良さ故、惜しまれていました。
そこで豊岡市は譲渡後、10年間乙女の湯を運営することを条件に、無償譲渡先の公募を開始しました。
公募の結果、私たちが10年間の無償譲渡を受けることができました。京阪神エリアから人を呼べるグランピング施設として存続させるため、隣接地を10年間有償での貸し付けも認められました。
そこから、“温泉付きグランピング宿泊施設”となる温楽ノ森の企画・開発を進め、2020年7月に、乙女の湯の存続を担いながらグランピング 施設として、関西を中心に沢山のお客様からお越しいただける場所に生まれ変わっています。
事例2:ローカル企業との連携
地域の課題を解決するための協業
北海道内一の生産量を誇るワイン醸造用のヴィンヤード(ブドウ畑)がある北海道余市町。その土地の良さを活かした“余市ヴィンヤードグランピング”は、ワインのコンテンツを中心に地域振興のために設立された企業との連携による事業です。
余市は世界中のワイン愛好家からも注目が集まるワイン生産地ではありますが、ワインの生産地としてまだ広く知られていないのが現状です。また、余市のワインはすぐに都市圏や世界に出回ってしまうため地元で楽しめる場所がありません。また、素敵なワイナリーがたくさんあるものの魅力を消費者に伝えられていないという現状もあります。
素敵なコンテンツがすでに沢山あるような余市も、日本の地方が抱える同様の問題を抱えています。
その課題を解決しようとワインツーリズム®︎協会、地域再生事業を担うエリア・イノベーション・アライアンス、余市の事業者の共同出資でピエス株式会社が設立されました。
私たちはピエス株式会社とパートナーシップを組み、余市ヴィンヤードグランピングを企画・開発・運営しワインツーリズムの受け皿としての宿泊施設の開発・運営を行っています。
第一期目から、余市のワイナリーやヴィンヤードでの収穫ボランティアの受け入れやイベントを行うなど連携を開始しています。